オクラとは
オクラは、夏に旬を迎える粘り気のある緑黄色野菜です。断面が星形になる可愛らしい見た目と、独特のネバネバ食感が特徴。和食から洋食まで幅広く使える食材で、食卓に彩りと栄養を与えてくれます。
今は生オクラのほか、冷凍オクラやフリーズドライにしたおくらも購入できて便利ですね。
主な産地
日本では、暖かい気候を好むオクラは西日本を中心に栽培されています。
代表的な産地は以下の通りです。
- 鹿児島県
- 高知県
- 宮崎県
- 沖縄県
- 熊本県
特に鹿児島県は生産量が全国1位で、5月頃から出荷が始まり、夏の間は全国各地に届けられます。
オクラの栄養と効能
オクラには、健康や美容にうれしい栄養素が豊富に含まれています。
栄養素
- 食物繊維(ペクチン):腸内環境を整える
- β-カロテン:免疫力アップ、肌の健康維持
- ビタミンC:美肌効果、風邪予防
- カリウム:むくみ予防、高血圧対策
主な効能
- 整腸作用
ネバネバ成分と食物繊維が腸の働きを活発にします。 - 生活習慣病予防
β-カロテンやポリフェノールが抗酸化作用を発揮。 - 疲労回復
ビタミンCが夏バテや免疫力低下を防ぎます。
オクラの下ごしらえ
オクラは、下ごしらえで味や食感がぐっと良くなります。
- ヘタを取る
ガクの硬い部分を包丁で薄く削ぐ。 - 板ずり
まな板に並べ、塩をふって手で転がすことで産毛が取れ、色も鮮やかに。 - 軽く茹でる
沸騰したお湯で30秒〜1分ほど茹で、すぐ冷水に取る。
簡単レシピ3選
1. オクラのポン酢和え
- 茹でたオクラを小口切りにし、ポン酢をかけるだけ。
- かつお節をのせると風味アップ。
2. オクラと長芋のネバネバ和え
- オクラと長芋を細かく切り、しょうゆやめんつゆで味付け。
- ご飯や冷奴にのせても美味しい。
3. オクラ入り夏野菜カレー
- ナスやトマトと一緒にオクラを加え、夏らしい彩りに。
- 煮込みすぎず、最後に加えて食感を残すのがコツ。
まとめ
オクラは、夏にこそ積極的に食べたい栄養満点の野菜です。産地によって出荷時期がずれ、長い期間楽しめるのも魅力。下ごしらえをしっかり行えば、粘りや風味が引き立ち、料理の幅も広がります。ぜひこの夏、食卓にオクラを取り入れてみてください。
コメント